坐禅断食とは
坐禅断食
断食の世界的権威である僧侶:野口法蔵先生と医師:甲田光雄先生の二人が、実践と研究の末に生み出しました。断食革命とも言われており、坐禅と休憩(緊張と弛緩)を繰り返すことと、明けの特別な食べ物の取り方で、わずか二泊三日の断食で腸内の宿便を取る事を可能にしました。
初日は夕方の7時に集合していただき、3日目のお昼過ぎに解散になるまで13回の坐禅をします。 心の肥やし、体質改善にどうぞ。
なお、坐禅の指導をさせていただき今年で10年目ですが、今年から、特に坐禅に焦点を当てていきます。そのため、今までの断食会とは随分と異なるものになると思います。自分自身を見つめたい方、自分がいったいどうありたいのかなどと深く考えたい方は特にオススメします。
期待される効果
「世尊自ら医法経を説いて曰く、若し五体のいずこなり患いなば、先ずもって食を断つべし」
『医法経』より
現代日本に住む私たちの多くは食べ過ぎです。
その食べ過ぎの習慣があるがゆえに、消化に不必要なまでにたくさんのエネルギーを使っているわけです。
少食にすることによりそれまでに使っていたエネルギーが必要なところにまわされることになります。
それにより、自然治癒力が上がり、病氣や怪我を治したり、胃腸管が本来の働きをしてきます(蠕動運動をはじめ胃腸管内にあるものを外に押し出していきます)。
そして、宿便を出すことにより、胃腸管から良質な栄養分が吸収されることになりますし、さらに消化に使うエネルギーが少なくてよくなるという善循環が生まれます。
なので、、、、
疲れにくくなります。
精神が安定してきます。
便秘が改善されます。
花粉症・アレルギーや便秘、冷えなどの改善にも効果があります。
つまり、病氣にはかかりにくくなります。
排毒作用から肌がきれいになります。
若返りのスイッチがオンになり、体のいろんなところが変化していきます。
体臭が少なくなります。
こころの毒素的なものも排出しはじめます。
坐禅断食会に参加する際の心構え
上のような書き方をするといいことばっかりに感じると想うんですが、特にこの坐禅断食をするにあたって知っておいていただきたい心構えがあります。
一般に考えられているような病氣になったら、ただ薬や注射、医師や看護人に任せて病氣を治してもらおうという受け身本位の遣り方ではないということです。
断食(少食)を継続的にしていくためには自分自身が自らの在りたい姿を考え、人によっては大変につらい過程を通らなければなりません。(そうでなければ続きません。)
自身が自立した考え方が求められています。
例えば一般の断食は、三日断食をする時にその前に徐々に食事を減らしていく1週間、そして断食を挟んでその後体を慣らしていく1週間と、わりかしに時間をかけて丁寧に断食体験をします。
そんな遣り方もあるとは想いますが、わたしたちのところでは、断食前、後の食生活を自身で管理するという前提で行います。
(その為に短期間、参加費も格安で参加できることになっています。)
自立した人、もしくは自立する人になりたい方限定で指導させていただきます。
結局なところ、体とこころは深くつながっているので、体だけを治すというものではなく、坐禅体験だけをしてみたいと言ったものにもなりません。体とこころの両方を真剣に考えることが必要なのです。
それはつまり自立ということになります。
体もこころも今よりも良い状態にして、やりたいことが出来るエネルギーや状態をつかんで、ほんとうの自分になる。そしてそんな素敵な人が集まっていろんな活動をしていくことが私たちの坐禅断食会の目的です。
坐禅断食会スケジュール
プチ断食スケジュール
プチ断食は一泊二日の気軽に参加していただける座禅断食会です。
【一日目】
朝食:控えめに食べる
昼食:自分で抜く
19:00 会場(高法寺)集合(駐車場あり)
・参加者の自己紹介
・生姜黒糖紅茶タイム
・プチ断食で得られるもの/坐禅の説明
・注意事項
・質問タイム
20:00 坐禅1回目(20分)
21:00 坐禅2回目(20分)
21:30 シャワー時間
(※寒い時期はシャワーを浴びない方がほとんどです。)
22:00 自由就寝
【二日目】
6:00 起床
6:30 坐禅3回目(20分)
7:20 掃除(20分)
8:00 断食の話
・現代社会では何故食べ過ぎてしまうのか?
・食べ過ぎによる身体への想像以上の負担
・断食であなたの身体はどう変わるのか?
・三日断食体験者の体験談
10:00 坐禅4回目(20分)
11:00 坐禅5回目(20分)
12:00 明けの食事
13:30 継続的に断食や少食を続けるための秘訣
14:00 解散
※予定・お話の内容は予告なく変更されることがありますので、ご了承ください。
三日断食スケジュール
二泊三日の断食です。
【一日目】
朝食・昼食:自分で抜く
19:00 会場(高法寺)集合(駐車場あり)
・参加者の自己紹介
・坐禅断食の説明
・注意事項
・質問タイム
20:00 坐禅1回目(20分)
21:00 坐禅2回目(20分)
22:00 坐禅3回目(20分)
22:20 自由時間・自由就寝
(※坐禅の合間にシャワー室をお使いください。寒い時期はシャワーを浴びない方がほとんどです。)
【二日目】
6:00 起床
6:30 坐禅4回目(20分)
7:00 掃除(20分)
8:00 坐禅5回目(20分)
9:00 断食の話
12:00 合掌行(20分)
14:00 坐禅6回目(20分)
15:00 坐禅7回目(20分)
16:00 坐禅8回目(20分)
16:20 自由時間
19:00 坐禅9回目(20分)
20:00 坐禅10回目(20分)
21:00 坐禅11回目(20分)
22:00 自由時間・自由就寝
【三日目】
6:00 起床
6:30 坐禅12回目(20分)
7:20 掃除(20分)
8:00 坐禅13回目(20分)
10:00 明けの食事
12:00頃 宿便取り完了・解散
※予定は予告なく変更されることがありますので、ご了承ください。
三日断食の予後について
一般の断食道場は、予後も管理するので、全体の期間が2~3週間になり、参加費も高額になります。この座禅断食会は、参加者の自主性を重んじ、初日と特に予後1週間を自己管理していただいているので、短期間で済むものです。このことをよく理解して、予後の1週間を慎重にお過ごしください。
①断食明け3日間
◆食べるものを制限し、節制を心掛けます。小食にして、1日1食でも大丈夫です。
(※食事については、下の項目をご覧ください。)
◆体内のグリコーゲンが通常の2倍になります。
◆性交渉は避けてください。(不感症、早漏になります。)
②断食明け4日目から7日目
◆概ね普通食ですが、肉類、アルコール全般、タバコ、性交渉は避けてください。
◆断食によって、腸壁が瑞々しく再生され、体内に入ったものが素直に吸収されるので、口にするものに制限があるのだとご理解ください。
③その他
◆断食で体質と嗜好が変わります。
◆3カ月以内(2週間は空けて)に2回目の三日断食をすると良いでしょう。
◆半年以内に3回目の三日断食をするとより効果的です。
三日断食後の食事について
【断食後1日目から3日目】
食べてもよいもの
〇そば・うどん・そうめん(油を使っていないもの)
〇ハード系パン
(イギリスパン・フランスパン・ドイツパン等、油や卵など動物性素材を使用していないもの)
(米粉パンは不可)
〇野菜(芋・豆は避ける)
〇豆腐
〇納豆(付属の調味料は不可)
〇コンニャク
〇調味料は刺激の少ないもの(しょうゆ・塩・味噌)
食べてはいけないもの
×肉・魚・卵・乳製品など動物性のもの
×ご飯
×油
×砂糖
×果物
×乳製品
×アルコール全般
【断食後4日目から7日目】
概ね普通食ですが、肉類、酒、油は避けてください。砂糖も控えてください。
注意点
【プチ断食(一泊二日)・三日断食(二泊三日)共通注意点】
◆断食の前日には重労働をしないでください。
(断食中に具合が悪くなることがあります。)
◆もし、断食中に胃痛を感じたら、すぐにお知らせください。
(ただれ、潰瘍がある場合があります。)
◆インシュリン、ニトログリセリンを使用中の方や、人工透析を受けている方は、参加できません。
◆現在服用している薬と病名(数値)を書いたものを持参してください。
【プチ断食(一泊二日)注意点】
◆プチ断食初日の朝食は軽めにしてください。
◆プチ断食初日の昼食は抜いてください。
【三日断食(二泊三日)注意点】
◆前日の夕食は軽めにしてください。
◆断食初日の朝・昼は抜いてください。
◆大病をしたことがある人は、事前にお知らせください。
(癌や手術など。大手術は1年間、小手術は半年間断食できません。)
◆アトピーに関しては、大人は断食を終えて、2,3日目で症状が出ます。子どもは一定せず、後日出ることがあります。症状がひどく出た後に、劇的な効果があります。
◆花粉症に関しては、断食を終えて多少症状が出ますが、大きな効果があります。
持ち物
会場には駐車場がございますので、お車でお越しいただけます。
◆着替え
◆洗面用具
◆タオル
◆寝具(寝袋)
(寝袋がない方は、ご自宅で使用されているお布団をお持ちいただいても結構です。)
◆冬は大変冷えますので、寝袋の他に毛布か掛け布団をお持ちいただくことをお勧めします。
(座布団は会場のものをご利用いただけます。)
◆湯たんぽ(冬)
会場 高知市神田 高法寺
<お車でお越しの方への道案内>
土佐道路・石立交差点より道なりに南へ。1kmほどで右手にサニーマートが見えます。サニーマート南側の変形五差路を越えるとすぐに信号があり、右側にぽかぽか温泉の大きな看板があるので、それに従って、ぽかぽか温泉へ向かって左折(東へ)。
50メートルほどで横断歩道があるので右折(南へ)。
そこからまた50メートルほど行くと、右手にきつい坂があり、そこを登ったところが高法寺です。
<公共交通機関でお越しの方への道案内>
①高知駅から路線バス(とさでん交通)吉野線に乗ります。神田本村(こうだほんむら)にて下車。
バスを降りたら、降りた場所から車の進行方向と同じ向き(南)に進みます。
2つ目の交差点(ぽかぽか温泉の看板が目印)を信号を渡ってから左折します。そのまま歩いて、最初の道を右折します。
10メートルほど歩くと、右手に高法寺の看板があります。
②高知駅から路面電車で上町五丁目まで行きます。(途中はりまや橋で乗り換え。乗り換え券を受け取ります。)上町五丁目のバス停で路線バス(とさでん交通)吉野線に乗り、神田本村(こうだほんむら)で下車。後は①に同じ。